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ファントム・ピークス      北林 一光

山で自分の妻を何者かに殺害された男が、新たに行方不明になった人々の捜索に係わりつつ、やがて見えてくる。恐ろしい魔物が山の中を徘徊している事実と向かい合ったときとった主人公の行動は・・・・・
 許さざる者           笹本稜平

   6年前突如自殺するはずの無い兄が自殺した。一人の弁護士が兄の死因に関して訪ねてくることにより、再び不信の念が湧き上がる。その弁護士に案件の依頼をしたのが、弟にも打ち明けていなかった兄の妻であることを聞かされ実家における、家族間の闇に立ち向かう主人公。兄弟間にあった誓いを胸に・・・・
 ジーン・ワルツ         海堂 尊

 桜宮にある東城大学医学部出身の産婦人科医の女医が首都にある帝華大で教鞭をとりながら、現在の産婦人科に課せられた厳しい現状を憂い、代理母の問題に対しても、一石を投じ、社会、大学、マスコミを巻き込みながら展開していくストーリーは、作者の医療に対する真摯なメッセージが込められている。
 警官の血            佐々木 譲

朱戦後まもなく警官になった男が、家族と共に暮らしていた駐在所の間近で寺院の火災のとき行方不明になり、翌朝遺体で発見される。当時子供だった長男も警察官になり、父親の死の真相を探るべく、単身動き回るのだが、付近で起こる立てこもり事件で、凶弾に倒れる。その子供もまた警察官になる。親子3代にわたり遭遇する影に対し・・・・

恋する組長 笹本稜平

主人公の探偵にまつわる短編の4部作題名になっている「恋する組長」はやくざの親分に見初められた女性は悪徳警察官のフィリピン妻だった。はなしは思わぬ方向に・・・・

ブラックペアン1988 

 海堂尊

チームバチスタの栄光からシリーズ5作目
若き日の田口医師を初め、ジェネラル、ガンガン魔人
を巻き込んで研修医時代に起こる大学病院内の確執、
陰謀、医療のあり方に一石を投じる作品、さすがに
厚生労働省の役人白鳥氏は登場しませんが・・・

反転    

 田中森一

長崎の極貧漁師の家に生まれ、一念発起で大阪の
予備校に住み込みで苦学し、東京地検特捜部の敏腕
検事になった著者ある事件がきっかけになり、やめ検
弁護士としてバブル華やかなころ自家用ヘリを購入する
ほどの収入を得、その後起訴、有罪判決をうけるが・・・

エスピオナージ  

  麻生幾

公安調査庁に属する刑事、ロシアの大物エージェント
に関する情報から、一人の女性が浮かび上がる。
ながい間張り付き調査するが、なかなか繋がりが
つかめずにいるが、執念で大きな展開をむかえ・・・・

ガール      奥田 英朗

キャリアを積んだ女性の話しの短編集。作者の奥田英朗氏らしい表現にさすがと思わされれしまいます。30歳半ばの女性の仕事や遊び家庭など、いろいろな観点から自分自身に向き合うことになる人々の喜びや悲しみ、怒りなど、そうだよなーなどと感心させられました。
チームバチスタの栄光  海堂 尊 

心臓手術のエキスパートである集団による3回に及ぶ失敗。これを調査するために駆り出された、不定愁訴外来の医師である主人公がこのチームの一人一人にインタビュウをしていくのだが・・遅々として進まない調査。そこに現れた厚生労働省のおかしな役人とタッグで解決の方向へ向かうが、またしても・・作者自体も医師であるらく、さすがに状況の描写がリアルに書き込まれていて読み応えたっぷりの作品です。
サウスバウンド  奥田英朗

久しぶりの新作、中野に住む小学生の家族を取り巻く物語。前半は主人公の小学生、上原二郎を中心に巻き起こる珍事、事件、それと国を嫌う父一郎が出てきて尚大変なことに・・後半は八重山諸島の竹富島に家族が移住するという展開、そこでも大騒ぎが・・・・。奥田氏の作品のなかでもかなりお気に入りの一冊これはお勧め!
修羅の終わり  貫井徳郎

現在の記憶を失い、過去(前世?)の記憶を少しずつ取り戻していく主人公、公安警察官、悪徳刑事、さまざまな人間が絡み合う糸に引き込まれるように物語は展開して行く。現実と過去がリンクしながら物語が進んで行くので読みながら混乱する事もありますが、最後は「ああああ・・・・・」って感じでした。是非ご覧になってみてください。
ゆりかごで眠れ  垣根涼介

コロンビアのマフィアのボスであるリキは日本人であるが、コロンビアで育ちその地位を手に入れた。裏切りは絶対に許さず、約束を守れば、どんな事をしてでも報いる。そんな主人公が日本で派手な事件をおこすのだが・・  久しぶりの作者の新作 ハードカバー 暖かくもあり、淋しくもあるハードボイルドです。
クライマーズハイ   横山秀夫

1985年日航機墜落事故を追った新聞記者であり登山家である主人公が出会う警察官、弁護士、同僚などを巻き込み、もう一つの謎にも翻弄され・・・・・。 この作者の作品の中で最もほれ込んだ作品です。